株式会社ミツバがAUTOSAR準拠BSW 「QINeS-BSW」を採用                        ~自動車完成車メーカー向けパワーバックドア製品の制御ECUへ搭載~

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SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:谷原 徹、以下SCSK)は、 株式会社ミツバ(本社:群馬県桐生市、代表取締役社長:長瀬 裕一、以下ミツバ)が開発するパワーバックドア製品の制御ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)に対し、「QINeS-BSW(クインズ ビーエスダブリュー)」が採用されたことをお知らせします。


1. 背景


ミツバは、創業以来もの造り企業として大切にしてきた考え方を「夢の創造」「挑戦する心」「技とスピード」の3つの核とした行動規範を示した「MITSUBA WAY」の実践として、多様化するモビリティ市場において、お客様の安全・安心ニーズに応える商品をグローバルに提供しています。


ミツバは、視界確保や利便・快適、コミュニケーション、走行制御など、車の安全性や快適性を高めるさまざまな四輪電装製品を手がけています。ミツバは、得意とする「モーター・制御・機構」の技術を応用したパワーバックドア製品の次世代モデルを開発中で、今後、自動車完成車メーカー向けに拡販を予定しています。


本製品におけるBSW選定においては、自動車完成車メーカーのAUTOSAR要求にスムーズに対応できる国産BSWベンダーであり、製品開発コストを低減するための16ビットCPU対応であることの2つの条件をクリアする必要がありました。


SCSKが提供する「QINeS-BSW」は、国産BSWと16ビットCPU対応により双方の条件をクリアし、また、OSを含むBSWの性能と品質、および充実したサポートサービスが総合的に評価され、SCSKはパワーバックドア製品の開発パートナーに選定されました。



2. パワーバックドア製品について


「QINeS-BSW」の採用が決まったパワーバックドア製品は、ミツバの四輪電装製品のパワースライドドア製品に加え、本格投入する新しい製品です。
パワーバックドア製品の中核であるソフトウェア基盤にAUTOSAR準拠の「QINeS-BSW」を採用したことで、国内外の自動車完成車メーカーからの製品に対するAUTOSAR要求に応えることができ、グローバル市場で拡販が期待できます。
「QINeS-BSW」は、このたびのパワーバックドア製品への採用により、今後ミツバのパワーバックドア製品を採用する国内外の自動車完成車メーカーで利用されることとなります。

3. 「QINeS」製品概要


「QINeS」は、高品質・高効率な車載ソフトウェア開発を支える、AUTOSAR準拠のベーシックソフトウェア(BSW)を中心とした一連のソリューションです。BSW、開発・管理プロセス構築、教育、およびエンジニアリングサービスをワンストップで提供します。ソフトウェアの再利用と自動化によって、車載ECU開発において品質と生産性の向上を実現します。


車載システム開発における30年以上の経験と実績を持つSCSKは、「QINeS-BSW」およびその周辺サービスを提供することで自動車産業を支えてまいります。



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